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幼子のようにアニマルスピリットのようにFoolishに生きるということ


よく聞きなさい。心をいれかえて幼な子のようにならなければ、天国にはいることはできないであろう。(マタイによる福音書18:3)
 
とは我らのスーパースター、イエス・キリストの言葉ですが、ゴールを持って生きるとはまさに幼な子のように生きることであるように思います。
 
世間や社会などどこ吹く風で、ひたすら自分のwant toを追求する者は、「天国に入ることができる」とイエスは語りかけます!
 
どこまでも男前な名言です!
 
そしてもう1人のスーパースターであるスティーブ・ジョブスはそれを「Stay hungry,Stay foolish」と表しましたし、偉大な経済学者であるジョン・メイナード・ケインズはそれを「アニマルスピリット」であると表現しました。
 
人々の積極的な活動の相当部分は、道徳的だろうと快楽的だろうと経済的だろうと、数学的な期待よりは、自然に湧いてくる楽観論によるものなのです。
 
たぶん、かなりたってからでないと結果の全貌がわからないようなことを積極的にやろうという人々の決断は、ほとんどがアニマルスピリットの結果でしかないのでしょう。
 
これは手をこまねくより何かをしようという、自然に湧いてくる衝動です。
 
ゴールを持つ人間とは幼な子のようであり、バカで愚かであり、アニマルなスピリットを持っているということを、我々の先輩方は様々な表現で伝えてくれています。
 
一方で、私たちの生きる社会では、幼な子であることやバカでアニマルであることが許されることは少なく、むしろ論理チェックだらけです。
 
その根拠は?
マーケットの調査は?
現実的に考えて・・・
常識的に見れば・・・
 
まずは自分の中に書き込まれたそのような内部表現なりブリーフシステムなりを書き換えていくことはとても重要ですし、根拠のないその先のwant toによってしか、我々は天国には行けないのです!
 
論理を働かせることは確かに非常に重要なのですが、論理を働かせることと未来を予想することは別ですし、そもそも未来など予測不可能であるからこそ楽しいのでしょう!僕たちの住む宇宙なんでどこまでもランダムですし、どこまでも不完全でどこまでも不確実です!
 
「上手くいくからやる」ではなく、「やりたいからやる」でなければ、脳の報酬系は刺激されません。(実際に「上手く行くからやる!」と感じることでも、裏に走るアルゴリズムはそれを「やりたい」からこそ脳は行動へと駆り立てます。むしろ到底上手くいきそうに無いことでも、シンプルに心からやりたいと感じるからこそ、上手くいくように思います!)
 
例えば戦後の日本経済を支え続けた松下電器、ホンダ、SONYの姿勢はまさにアニマルスピリットであるように思いますし、そのようなアニマル達がバカでハングリーなゴール(当時で考えればあり得ないようなゴール)を持ち、「かなりたってからでないと結果の全貌がわからないようなこと」に着手したからこそ、成し得た奇跡であると思います。
 
彼らは結果ではなく、既にゴールに向けて走っているまさにその時に、最も幸せを感じているのです!
 
僕の師匠であるヒーラーの先生から教えて頂いた寺田寅彦さん(夏目漱石の弟子であり物理学者)の言葉も、まさにアニマルでありバカであり愚かであれと語りかけます。
 
頭の悪い人は、頭のいい人が考えて、はじめからだめにきまっているような試みを、一生懸命につづけている。
 
やっと、それがだめとわかるころには、しかしたいてい何かしらだめでない他のものの糸口を取り上げている。
 
そうしてそれは、そのはじめからだめな試みをあえてしなかった人には決して手に触れる機会のないような糸口である場合も少なくない。
 
自然は書卓の前で手をつかねて空中に絵を描いている人からは逃げ出して、自然のまん中へ赤裸で飛び込んで来る人にのみその神秘の扉とびらを開いて見せるからである。
 
赤裸で飛び込めと寅彦先生はおっしゃいます!そうすることによってしか、神秘の扉が開くことはないと!
 
私たちがシンプルに楽しく生きていきたいと考える時に実践すべきなのは、ゴール設定に関して論理チェックは不要ですし、脳のカラクリから見ればむしろ毒でしかないことを知ることは重要です。
 
進撃の巨人のアルミンも、巨人に囲まれた壁の中で、現状の外側にゴールを設定しています!
 
 
どれだけ巨人に襲われようとエレンとアルミンが頑張れるのは、その先にゴールがあるからです!
 
どこからか湧いてくる楽観論によって、私たちはもしかすると全然知らない誰かのことを幸せにすることができるかもしれません。さらに上手く行けば資本主義という枠組みの中の一つのマーケットとなりうるかもしれませんし、例えそうでないとしても、アニマルになって生きていくことそのものがシンプルに楽しいじゃんということかと思います。
 
あり得ないゴールを持ちましょう!ないならば、今作ればいいのですから!