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野球は一瞬で上手くなるもの。苫米地理論から見た野球上達の秘訣


野球が上手くなるのは一瞬です。そこには努力も忍耐も必要ありません。
 
努力したものこそ、栄光を掴む
 
それはある意味で正しく、ある意味で間違っています。
 
「努力したものこそ、栄光を掴む」これはあくまで「他者目線」から見た「現象」に過ぎません。上達が始まった本人の脳内では「報酬系」が発火し、練習していること自体が気持ちよい状態になっています。脳内は幸福感で満たされています。練習が楽しくて気持ちよくて仕方がない。それを僕らは「努力なしの状態」と呼んでいます。
 
「努力」という言葉にはそれぞれのイメージが貼り付いています。しかし、多くの場合「苦しいこと」「辛いこと」を続けるといったニュアンスが多いでしょう。そういう角度から考えれば、野球における上達の基本は「努力なし」でこそ、行なわれるべきです。
 

苫米地理論から見た野球上達の秘訣

今では多くのシーンで苫米地理論が活用されています。多くの場合、それを「コーチング」と呼びます。その観点から見れば、心と身体は同じものです。物理空間と情報空間は連続的に双方向に繋がっています。様々なトレーニングによって、現代では身体から変えるというアプローチが多く存在しています。実際には「身体」を使った物理的なトレーニングを繰り返すことで「情報空間」にアクセスし、「内部表現」自体を書き換えてしまった瞬間に、違う運動回路が始まります。
 
逆に「情報空間」と「物理空間」が連続的に繋がっていることを考えれば、いくら「物理的」な運動パターンを覚え込もうと遮二無二なったところで、「情報」自体が書き換らなければ、意味がありません。物理的な練習(身体を使った一般的な練習)を行なう目的は、最終的には「情報」(脳の内部表現)を書き換えるために行なっているとも言えます。
 

ウソのような、本当の上達法

分かりやすい例をご紹介しましょう。
 
先日、約20年振りにキャッチボールをしたという30代男性の方が、いきなり野球が上達しました。それは本人はもちろん、周囲の人々から見ても明らかな変化でした。
 
5球に1球も、まともにボールを投げられなかったにも関わらず、一瞬の書き換えにより、ほぼ全ての投球がストライク送球になりました。普通に考えれば、「ウソのような」本当の話です。
 
その方は、キャッチボールをしているうちにある疑問を僕に話してくれました。
 
小出さん。投げる時に、僕、横投げ(スリークウォーター)の方が投げやすいんですが、やっぱり上から投げるべきなんでしょうか?
 
その方の内部表現には、少年時代に習った「上から投げなさい」という情報が、20年以上書き込まれていました。それが正解であり、自分の投げ方(スリークウォーター)は間違いであるという「内部表現」が、その方の上達を邪魔していました。
 
「投げやすい投げ方が正解です」
 
僕自身は、その人の疑問にお答えしただけです。実際に、スリークウォーターをどう定義するかは人それぞれですが、オーバーハンド(上投げ)とスリークウォーター(横投げ)の違いを別の角度からお話しただけです。時間にすると1分も経っていません。しかし、その瞬間に、その方の内部表現は書き換りました。
 
自分の問題を意識に上げ、Rがゆらぎ、そこにあるべき情報を書き込んだだけです。その瞬間に、その方の投げるほぼ全てのボールがストライク送球になり、「あ!これだ!」といった、ブレイクスルーの瞬間を味わわれていました。野球をしている方なら、なんとなく感覚でお分かりかと思います。あの「あ!」の感覚です。
 
30代のその方は、目は少年のように輝き、キャッチボールは終わりません。ボールのキレとコントロールが増し、その方の世界には、気持ちよい運動回路(物理空間)が一瞬で甦ってきました。
 
脳内では報酬系が溢れ出ていたことでしょう。「楽しくて仕方ない」という状態です。私たちはこれを「努力」とは呼びません。この状態になれば、もう放っておいても上達が止まることはありません。あとは次のゴール設定のみです。どんどんできないことができるようになる準備が整った状態です。
 
本来指導者とは、「一瞬」の書き換えに備え、その選手を観察し、話を聞き、ゴールを共有すべきです。コーチとして持つべき方向性は「教える」ではなく「引き出す」です。
 
野球の動き(フォームやモーション)に正解を教えることはできません。むしろ正解は「探し出すもの」です。宝探しの旅のようなものです。そしてその多くの場合、宝のありかは「内部表現」にあります。その選手の上達を邪魔する情報(内部表現)が書き換った瞬間、運動パターン(物理)が圧倒的に変わり始めます。
 

意識に上げれば書き換え可能

 
そして大切なのが「意識に上げる」ということです。意識に上がった瞬間にコントロールが可能となります。これが「マインドを使う」という意味です。プリンシプルはとてもシンプルです。しかしどうしても「身体」の動きが気になってしまいます。身体の動きは「情報空間」からの写像に過ぎません。逆に言えば、そこを書き換えたければ「情報空間」にアクセスすべきなのです。
 
野球をはじめとしたスポーツの上達が、体感を得やすいのは、「情報」から「物理」に落ちてくるスピードを一瞬で体感できることにあります。スポーツとはそう言った意味で「内なる喜び」であり、「自己の覚醒」を主とした楽しみを持つものです。自らで思考し、吟味し、意識に上げ、書き換え、新たな感覚を得る。それをサポートするのがコーチの役割であり、自らの経験則を教え込むことではありません。
 
そうした意味でいえば、指導を受ける選手自身も、指導者からのアドバイスに対して「自らのパフォーマンスに採用するかどうか?」を自由意志を持って選択すべきです。「あの人がいうことは正しいから、やる」それはある意味で思考停止です。指導者が言わんとする本質を考え、採用し、試し、フィードバックして、初めて、「このイメージはこういう風に使おう」「あの指導者はこう言うことが言いたかったのか?」など、きちんと自分で判断、行動すべきです。
 
しかし時に、指導者は盲目的に信じ込ませようとします。それは立派な洗脳です。その先に、スポーツの本来の楽しさは待っていません。自らが自らのパフォーマンスに責任を持ち、それを「自らの脳」で思考してこそ、初めて「本来の楽しみの境地」に到達することができます。
 
スポーツの上達に苦しんでいる方はまず、「自分は具体的に、どこにどんな問題を抱えているのか?」を意識に上げることから始めましょう。必ずそこに、答えへのヒントがあり、既にその解決策は、周りのどこかに転がっているはずです。意識に上げることにより「スコトーマ」(心理的盲点)を外すことができます。
 
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