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選手のやる気を出すという幻想


選手のやる気を出すことができず、困っている指導者は多いでしょう。気がつけば指導者である自分が遮二無二なってしまっており、それに反比例するように選手たちの「やる気」は減退しているところを肌で感じる。
 
喝を入れようと指導をしても、だんだんその効力は薄くなっていく。指導者にありがちな悩みの種でしょう。
 
しかしこの悩みは、もっと根本から掘り起こして考えていかなければなりません。苫米地理論で言うところの「抽象度」です。
 
そもそもの前提が間違っていれば、そのまま間違った方向に進みます。最初はちょっとした角度のズレでも、距離を重ねればそのギャップは凄まじいものになってしまいます。

そもそも「やる気」とは何か?

 
大前提として、選手たちが「やる気がない」状態なんて、全くおかしな話です。
 
野球が(あるいは他のスポーツでも)大好きな選手たちが集まって、大好きなスポーツをしているはずなのに「やる気がない」なんて、おかしい状態ではないでしょうか?
 
自分の人生の中でわざわざ選択して、他の多くを犠牲にして野球に取り組んでいるにも関わらず、なぜ選手たちから「やる気」が感じられないのか?コーチング的に言うならばwant to(したい)で始めたはずの野球がいつの間にかhave to(しなければならない)になってしまっている。それは、指導者が考えるべき大きな問題です。
 

なぜhave toになるのか?

 
選手たちはなぜhave toになってしまうのか?について、指導者は徹底的に吟味する必要があります。「選手のやる気が感じられない」この発言自体が、選手への責任転嫁だと、自覚すべきです。厳しい言い方かもしれませんが、これが現実です。
 
チーム事情や環境によっても、様々な要因があることでしょう。しかし大切なのは、「指導者自身」が変わらなければ、何も始まらないということ。おそらくこのブログをご覧頂いている方は、将来優秀な指導者となり、圧倒的な成績を収めるようになる方でしょう。
 
だとしたらまずは、目の前の一歩、自らのマインド(脳と心)に徹底して向き合うこと。そこにヒントを見つけることを行う必要があります。コーチングで言うところのセルフトークです。
 
名将と呼ばれる人々は皆、このセルフトークを徹底して行います。相手、環境、周りではなく常に自分自身との対話を徹底して行っています。そこに新たな発想を見出し、試し、フィードバックし、自らの指導をアップデートし続けています。
 
「なぜ選手たちはhave toになってしまうのか?」
 
大切なのは「自分自身で見つける」という視点を持つこと。RASを開きスコトーマを外すことを、自らのマインドで行っていく。これができるようになることが、名将への一歩目であり、他の普通の指導者の盲点になっている部分です。
 
様々な角度から、観ていきましょう。視点を変えるだけで、必ず観えはじめます。そして、できることは全て試してみましょう。指導に答えなどありません。だからこそ、楽しいのです。

選手は野球自体を嫌いになってはいない

 
そして合わせて持ちたい視点は、選手たちは決して「野球自体」を嫌いになっているというわけではないということです。
 
その視点を持って選手たちと接する、観察するだけでも、多くの気づきがあるはずです。彼らから「やる気」が見えない。というのはある意味で、何かのシグナルであるのだと気づくことができるでしょう。
 
「選手たちが夢中になれるような環境を作る」ことこそが、指導者の役割であり、そこが一丁上がってしまえばある意味、指導者としての「機能」を満たしていると言えます。
 
大切なことはいつもシンプルです。だからこそ、見落とします。
 

あなた自身のセルフイメージから変える

 
指導者の方から多くのご相談を頂く中で、コメントさせて頂いているのが、指導者ご自身の「セルフイメージ」をしっかりと持つことが重要だということです。
 
ほとんどの指導者の方は、自分が学生時代に受けてきた指導をそのまま焼き直し、自分の選手たちに指導をしているケースが目立ちます。
 
子供の頃から、自分に書き込まれたものをそのままアウトプットしているだけでは、やがて限界が訪れます。視野狭窄となり、思考停止に陥ります。
 
内部表現に書き込まれた多くの情報は、アルゴリズムとして脳内に走り続けています。それを書き換えていく作業が、指導者自身に必要です。
 
その第一段階として、まずは自分のセルフイメージを、自分でしっかりと構築すること。外部の情報に惑わされることなく、「自分はこうありたい」というイメージをしっかりと作り上げることが重要なのです。
 
選手とどんな風に接しているのか
 
保護者の方々とはどのように接しているのか
 
どんな指導者像を描いていきたいのか
 
多くの指導者の方は、そのようなイメージを意外とお持ちではありません。まずはそれをしっかりと構築し、そこに臨場感を持つこと。それが、全ての問題を解決に導きます。
 
逆に言えば、目の前の問題が解決されたとしても、指導者自身のセルフイメージが変わらなければ、また同じ問題に出くわすことでしょう。大切なのは全く別の視点を獲得する。そして全く新たな視点から、全く別のアプローチを見出していく。そこにこそ、指導者としての本当の楽しさや面白さが隠れているのです。
 
最も進化すべきは、選手ではなく指導者です。
 
ぜひ、このブログの内容を愚直に実践してみてください。必ず思いもよらない新たな領域に進んでいくことができます。
 
 
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