Blog

良いコーチは勇者を育て、悪いコーチは奴隷を育てるメカニズム


こんな時、選手にどう説明すべきか?
選手に指示を出すも、実はイマイチ自信がない
自分の指導に関する引き出しが増えない
 
指導者の方の中には、自分の指導方針や、自らが選手に与えようと準備しているモノに対して自信が持てない指導者の方が多くいらっしゃいます。
 
しかし、認知科学、脳機能科学などを活用したジャイロボーラーコーチングの視点から、先に結論を述べるとすると「指導者は答えを持つ必要などない」のです。
 
え?指導者はしっかりとした答えを持つべきなのでは?
そんなの指導者としての芯がないじゃないか!
 
様々な声が聞こえてきそうですが、そんなことはありません。
 
まさに逆転の発想ですが、「答えを持つ必要はないんだ」という芯を持っている指導者こそ、選手の才能を引き出し、驚くほどの成果を上げているのです。
 
今日はそんな逆転の発想が如何に効果的なコーチングを可能にするのかご紹介したいと思います。スポーツやビジネスはもちろん、色々なステージで活用が可能な技術ですので、ぜひ今日から「答えを持たないスーパーコーチ」として、選手、メンバーに接してみて下さい。
 

奴隷を育てていては、強いチームは作れない

1
 
よく、「唯一無二の答えを持つ」指導者の方からこんな言葉が発せられています。
 
この練習をなんでしないんだ!
お前達は意味が全然理解できていない!
なぜオレの言っていることが通じないんだ・・・
 
これはまさに、「答えを持つ」と自負する指導者が、自らのゴールのみを選手に押し付けてしまっている典型的な例です。
 
上のような発言からもわかるように、指導者自身が「こんなチームを作りたい」「こんな選手に育てたい」という「ゴール」を持つことは非常に大切ですが、自らのゴールを選手に押し付けてしまうことほど、ナンセンスな指導法はありません。自分のゴールを「指導者」という立場を利用して選手に押し付けている訳ですから、誤解を恐れずに言えば「奴隷」を作っていることに他なりません。
 
言うことを聞いておかないとメンドくさいからな・・・
あまり出過ぎたマネをすると、また大目玉を喰らうぞ!
そんなの監督が許す訳ないだろ。俺たちは言われた通りやっておけばいいんだ。
 
一度「奴隷」と化してしまった選手から、才能やクリエイティビティを引き出すことはほとんど不可能と言っていいでしょう。指導者にゴールの押しつけを喰らってしまった選手たちは、自らを守る為に、その才能をどんどん封じ込め、「現状維持」をするためにコンフォートゾーン(居心地の良いゾーン)をどんどん狭めていきます。
 
その結果、脳は「現状維持」以外の行動や言動は全てスコトーマ(心理的盲点)に隠れ、シャットアウトするようになり、本来様々な才能を持つ選手たちは、誰かのいうことを聞くことに徹した優秀な「奴隷」になってしまうのです。
 

引き出すことで「勇者」を育てる

2
 
一方で優秀な指導者、スーパーコーチからは、こんな言葉をよく耳にします。
 
今日の試合どうだった?
なるほど。面白いアイデアだね。
キミは今日のプレーについて、どう思ったんだい?
 
選手の才能を引き出すことに長けた指導者は、まるで優秀なインタビュアーのように、選手の中に眠る思いや感覚、感想やアイデアを次々と引き出します。
 

答えは「選手の中にある」ことを知っている

優秀な指導者は「答えは選手の中にある」ことを知っています。実際にプレーをしたり、仕事をしたりするのは選手であり、その最前線で様々なことを感じながらプレーしている選手こそ、「答え」を持っていることを知っているのです。選手から様々な話を引き出すことによって「自分がこうありたい」という選手自身のゴールが見えてくるのです。
 

心からwant toのゴール

僕はもっとこんなプレーがしたい。
自分にはこのプレーが足りないから、もっとこういう練習が必要だ。
私はこの場面のミスが多いから改善したい。
 
選手の中にあるモノを引き出してあげることにより、選手たちはやがて、それぞれのゴールの存在に気づくようになっていきます。そしてそれは、「自分が未来こうありたい」と感じる、心からwant to(〜したい)のゴールであることが非常に重要なのです。
 
心からwant toのゴールを掲げることによって、それまでスコトーマによって見えなかった、そうなるための方法や道筋、未来へのヒントが徐々に見えてくるようになります。選手がそのような脳の使い方になってくれば、あとはそっと見守ってあげるだけで、勝手にゴールに向かって突き進んでいきます。
 
まさに「勇者」のような顔つきになってくるのが、手に取るようにわかるでしょう。選手の中の「答え」を引き出すことによって選手それぞれが「ゴール」を見つけやすいように手助けすることが、優秀な指導者の役目であり、「指導者自らのゴール」を押し付けることがその役割ではないことが、分かって頂けると思います。
 

勇者を育てる優秀な指導者へ

3
自ら答えを見つけ、心からwant toなゴールに向けて突き進んでいく勇者と、誰かからゴールを押し付けられ、クリエイティビティを失いながらhave to(〜しなければならない)と感じつつただ言われたことをやる奴隷では、どれほどの差がつくことでしょうか。
 
しかし、このブログを読んで下さっているかたは、その事実を既に知っています。そこが第一歩です。まずは「答えを持つ必要はない」ということを意識に上げ、「この選手から才能の全てを引き出す」というイメージを持って接していくことを心がけましょう。
 
意識に上がれば、コントロールは可能です。ほとんどの指導者は「何か答えをもたなくては」と無意識に判断し、やがてその思考は「ゴールの押しつけ」という形になって現れます。既に意識に上がっているあなたなら、少しずつじわじわと指導に対するイメージや実際の発言なども変わってくることでしょう。
 
誰にでもできる簡単なことですが、圧倒的な成果が出せるこのコーチングの技術を、ぜひ今日からすぐ取り入れてみて下さい。

<まとめ>

・指導者は答えを持つ必要はない。
・大切なのは選手の中にある答えを引き出すコミュニケーション。
・選手はゴールが見えた瞬間、勇者のように走り出す。
・指導者のゴールを押し付けた瞬間、選手は奴隷のようになってしまう。
・良い指導者の仕事は「答え」を持たず、「選手から引き出す」その1点のみ!

小出コーチセミナー

top

プロコーチと一緒にコーチングを使おう!〜なりたい自分になるためのゴール設定とセルフトーク習得〜

小出コーチの他にも5人のプロコーチが集うレアなセミナーとなります。ゴール設定の秘訣とセルフトークのマネージをプロコーチがみっちり2時間伝授する他にない機会となりますので、ぜひ!


【DAISUKEKOIDE.COM】メルマガ

A

 

企業経営者、起業希望者、スポーツ関係者を中心に多くの読者を持つメールマガジン【DAISUKEKOIDE.COM】は、ブログの内容をより深く吟味し、コーチングをDNAに刻み込むことを狙うメールコーチングです。次世代を背負うリーダーに読んでもらいたいコンテンツを配信致します。ご登録頂きますと、これまでのテキスト、動画による膨大な量のコンテンツの全てをご覧頂けます。


無料登録する