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【フィードバック】ゴールっていうものが今まで漠然としすぎてた部分がありましたが、今この瞬間にゴールが出来ました!そこに向かいやっていきます!


クライアントさんから良い質問があったので、ブログにてシェアします。
 
野球界で見れば、まだ年齢も若く、非常にゴールの高い野球部の監督をしていらっしゃるクライアントさんです。心からの質問はスコトーマを外し、加速度的な成長を促進します。心から知りたいと思ったときに、その瞬間を見逃さずに質問することは重要です。
 
この監督さんのチームのエースピッチャーは、プロのスカウトも注目する右本格派の素晴らしい才能を持った選手です。僕も一度、直接テクニカルコーチングをさせて頂いた投手です。
 
時として(いや野球界ではほとんどの場合)周りからの謎めいた(論理破綻した)アドバイスにより間違ったアルゴリズムが邪魔をし、その選手の脳内でバグを起こし、怪我から引退を余儀なくされたり、野球が嫌いになってしまうケースは驚くほど多いものです。
 
これは野球に限ったことではなく、ビジネス、教育、人間関係など様々な分野に当てはまります。そして野球というスポーツが、IQ抜きには語れないこと、機能脳科学、認知科学などを抜きに語ることがいかに幼稚で残念なことかをご理解頂けると思います。
 
以下フィードバックです。
 
昨日、○○先生(地元では有名な野球指導者?)にピッチングをみてもらって言われたのは、体のバネ、体全身を使って投げろって言われたんですが具体的にどうしたらいいのかまたいまの練習しているフォームに何を付け加えればいいんだろうかって思って、どうなんですかね? っていう悩みをエースのA(仮名)から聞かれました!自分なりには返答したのですが小出さんこの動画で気になるところを教えてもらってもよろしいですか?
 
選手と監督がしっかりとラポール関係を形成できているからこそ、できる質問です。普通や球界などでは、エースが監督に相談など容易くできないものです。
 
僕の解答は以下です。
 
それは○○先生に聞いた方がいいのではないでしょうか?
 
体全体を使って投げるというアドバイスが抽象的過ぎて、何をおっしゃりたいのか分かりませんし、体のバネというのは具体的に実際のところなんなのか?○○先生にきちんと定義から説明して頂いた方がいいと思います(^^)
 
むしろ、エースのAくんの話の中で気になるのは、誰かがピッチングを教えてくれるのではないかという幻想です。
 
ピッチングなんて、Aくん(エース)の感覚なんて誰にも分かりませんし、○○先生という方がどれほどの専門知識を持っていらっしゃるのか知りませんが、そのような抽象的すぎて使えないものは指導でもなんでもなくただの感想でしかないと僕のなかでは定義しています。
 
Aくんに必要なのは、自分の中の感覚を信じること。そして感覚にズレが起こったり、自分では解決できない問題にぶち当たった時には、然るべき指導のできる人間を自らの意思で選び出すことだと思います。だからこそ、プロ野球という世界で生き抜くためには、IQが必要なのです。
 
例えば僕の視点から言わせて貰えば、その○○先生のおっしゃる「体全体を使え」「バネを使え」などといった指導(僕から見れば感想ですが)は、投手の脳内に力みを想起させます。脳内のアルゴリズムとして、決して正しいとは言い難い表現です。要はそんな御託を並べても、欲しい動きなど出せないということです。
 
脳内に力みを想起させてしまえば、下半身の意識が徐々に薄れ、上半身に力が入りやすくなります。そうして才能の芽は、いとも容易く摘まれていくのです。
 
そんなことよりも、Aくん自身がもっとこうしたい。こうなりたい。ここがもっと良くなる気がする。ここを修正したいという自分の感覚にフォーカスすべきです。
 
「なんでもいいのでアドバイスを下さい」という人間は伸びません。
 
「ここをこうしたいんだけど、上手くできないから上手くいく方法を知りたい」というヤツこそが、本物になります。
 
そしてそれが、野球というスポーツの中で面白い部分だと思います(^^)
 
かなり厳しめの解答ですねwww
 
しかしクライアントに対して手抜きをしないのがDAISUKEKOIDE.COM流です。
 
以下、監督さんからのフィードバックの返信です。
 
確かにその通りだと思います。いろんな方に意見を頂いているみたいですがそれがなんなのかというのが分からないまま練習して、余計に考えていってる感じをうけます。
 
A自身、かませに関しては流れの中でもかませが出来てきている感覚はあるようです。僕個人の意見ですが、かませがまだ甘いような感じをうけています!その為に上の力がまだ入ってきているのではないかと感じて、またその為左の足をついた時に少し外に体が開いてしまうのかなと思うのですが。
 
Aの中で今とにかく吸収しようとする気持ちは強いとは思います。ただ今言われたことを少し自分も含め考えていきます。
 
僕の解答がこちら
 
とても大切なことです。
 
厳しい言い方になりますが、Aくんのような才能のある人間が、IQが低い周りの人間たちに潰されていく様を、僕は嫌というほど見てきています。
 
では、IQをあげるとはなんなのか?といえばシンプルに、自分の感覚を意識に上げることです。自分の感覚の中にこそヒントがあり、答えがあります。
 
僕も野球界に長く居ますが(まあめちゃくちゃ影に隠れて活動していますがw)はっきり言って、選手に対して無為にテクニカル的なアドバイスをしてしまう指導者に本物はいません。
 
現代認知科学の視点から見れば、人間の身体感覚や身体操作など、どこまで行っても共有することなど不可能だからです。いつか脳の全情報をダウンロードできる時代が来れば話は別ですが、それはまだ夢の世界でしかなく、我々はまだばりばりアナログな時代に生きています。
 
だからこそ選手の感覚に耳を澄ませ、フィードバックを取り、方向性を共有し、ゴールを設定し、動きと感覚の差を埋めていくのに全力を注ぐのです。僕自信はそれがプロの仕事だと思いますし、指導者として選手に向き合う最低限の真摯な姿勢だと思います。
 
そして、エレガントな動き、美しくしなやかな動きとは、間引く作業です。何かを足さなければならないと考えるのは二流以下の発想です。いかに無駄をなくし、力を抜き、そのなかで身体を究極に効率よく操る時、本当の気持ち良い動きが実現できます。(武士っぽいですね。というか幾多の武士や剣豪が目指した領域であり武道家の考え方です。)
 
僕らがiPhoneに惹かれるのは、たくさん機能があるからではなく、それが洗練され、削ぎ落とされ、エレガントだからです。
 
そういった視点で、監督さんはもう一度自分のゴールを設定して下さい!
 
そうすれば、すべきことが見えてくるはずです。
 
手前味噌ですが、DAISUKEKOIDE.COMのゴリゴリ感がスゴいですね。
 
ありがとうございます!
 
今回こんな形の質問になってしまって申し訳なかったのですが…正直僕としては今回質問して良かったです!笑
 
ゴールっていうものが今まで漠然としすぎてた部分があり、それがゴールでは無かった事も今分かったので!こんな事を言うのは失礼かもしれませんが(  ̄▽ ̄)
 
ゴールも出来ました!そこに向かいやっていきます!
 
このクライアントさんは、もともと非常にIQの高い方ですし、日々学び勉強され、選手たちのために身を粉にして人生を猛烈に楽しんでいる方です。しかし、いわゆる「地元の名士」的な先生のアドバイスに対して、疑問に感じ、どうすればいいのかを掴みたくて、DAISUKEKOIDE.COMへ質問を頂きました。ゴールがあるからこそ、質問が出てくるのです。
 
地元の名士であれ、実績十分の指導者であれ、そこにロゴス(論理)がなければその指導に汎用性はありません。
 
汎用性がない指導とは博打と同じです。ただのギャンブルです。そしてギャンブルが外れたとき、その指導者は「あいつはダメなヤツだ」「精神的に弱い」などといったクリエイティブ・アヴォイダンスを漂わせます。
 
クリエイティブ・アヴォイダンスを漂わせて人生を生きるより、全て自分で責任を取り、選手のために愚直に、真摯に学んでいく者にこそ、勝利の女神は微笑みます。
 
そしてそのような人生こそ、DAISUKEKOIDE.COMがお勧めする生き方であり指導法です。
 
この辺りの「猛烈に成長する指導者になるための技術」も、指導者講座の一貫として、BRAIN WORK OUTとして様々な技術をブログで紹介していきます。

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