Blog

ゴールを達成する唯一の作戦は「計画的勘違い」と「セルフボディトーク」である。


「勘違い」とは悪く、どこか「ダサい」言葉だというように思われています。なんだか痛々しいイメージがあり、「勘違い」するような人間などにはなりたくないなと私たちは嘯きます。
 
しかし「勘違い」とはゴールへ向かうための強烈なツールであることが科学的に証明されてしまっている以上、我々が良い人生や成績を上げたい時に、フル活用したいものです。
 
TEDで一躍有名になった社会心理学者、エイミー・カディは、人間の脳は、既に自分がゴールを達成している「フリ」をすることが、ゴールを達成する唯一の方法であると鮮やかに証明しています。
 
 
 
全く同じような能力を持つ2人がいたとして、1人には既にゴールを達成したような「フリ」をさせ、もう1人には自信が持てないような「フリ」をさせます。
 
そうしてその後、面接を受けさせたり、ギャンブルをさせたりする実験は、シンプルにして強烈な結果を生みます。
 
能力はほとんど変わらないにも関わらず、既にゴールを達成したかのようなフリをした人間が、様々な結果において他を圧倒するという結果です。
 
そこでエイミーが注目したのは「ホルモン」です。人間が脳の奴隷であり、ホルモンに抗えないのであれば、注目に値すべき物質です。
 
エイミーが主張するのは、ざっくりといえば、人間の「自信」を司る「テストステロン」と海馬を萎縮させ抽象度を下げる「コルチゾール」についての話です。
 
あたかもゴールを達成したかのようなフリをした被験者は、テストステロンが20%上昇し、逆にまるで自信がないかのようなフリをした被験者は「コルチゾール」が10%も上昇してしまうといった事実は圧巻です。
 
1
 
テストステロンの上昇とは、コーチングの用語で言えば「エフィカシー」が高いという状態であり、コルチゾールの上昇とは「セルフイメージが低下した状態」であると言い換えれば分かりやすいかと思います。
 
ゴールへと跳躍する時、味方につけたいホルモンはどう考えてもテストステロンであり、分泌を抑えたいのはコルチゾールなのであれば、「フリ」をするだけでそれが可能であるという事実は我々の常識を覆す驚愕の事実であり科学的根拠です。
 
エイミーの主張「ボディランゲージが人を創る」とは、まさに言葉の通りであり、そのボディランゲージは、「他人」ではなく「自分への対話」なのだと語ります。セルフトークならぬ、セルフボディトークなのです。
 
そしてエイミーは、「たった2分」でいいと続けます。その「たった2分」の積み重ねが、人生を変えるのだと熱弁します。
 
トイレにこもり、まるで自分がスーパーマンになったかのように「振る舞う」ことでテストステロンが分泌され、ゴールに対する「セルフイメージ」が脳内で構築され、エフィカシーは上がり続けるということです。
 
これは「周りの人間に偉そうに振る舞う」といった短略的な話ではなく、人間の脳の無意識レベルの話です。
 
現状の外にゴールを設定した瞬間、私たちのホメオスタシスはそれに抵抗します。
 
今この現状が気持ちよく、居心地がよく、「そんなところに行かなくても良いではないか」と無意識は私たちに語りかけ「そんなことはできないよ」と悪魔の囁きを繰り返します。
 
そして多くの場合、ホメオスタシスは「現状」にフィードバックされます。
 
それは私たちのホメオスタシスが、ゴールに対して「納得」していない証であり、逆に言えば無意識のホメオスタシスを「納得」させられれば、ホメオスタシスが逆に「ゴール側」にフィードバックされ、オートパイロットの力によっていとも容易くゴールに到達してしまうということです。
 
そしてそのホメオスタシスを「納得」させるための唯一にして強烈な方法が「フリ」をし続けることであるとエイミーは語ります。
 
「フリ」といえば聞こえが悪いと感じ、「勘違い」と聞けばそんなことをしたくないと感じるのは立派な洗脳であることがお分かり頂けると思います。そんな時思い出すのは天動説と地動説です。
 
そして私たちはゴールを掲げて前に突き進む時にすべきことはまさにこの「フリ」であり「勘違い」だということ。もっといえば、それをより計画的、戦略的に起こしていくことこそが「セルフコーチング」であるということです。
 
2
 
むしろエイミーの主張から見えるのは、「勘違い」することでしか、無意識を納得させることはできず、もっといえば、現状を打破してゴールを達成するには「勘違い」し、「フリ」をするしかないという事実です。
 
我々の脳は素晴らしくとんでもない高性能機能を持っている一方で、その素晴らしく高性能な機能を駆動させる方法は、意外と「おバカ」なように見えるということです。
 
だとすれば、その「計画的勘違い」を使い倒しましょう。「ああ、私はついに本物になったのだ」と語りかけ、そのように振る舞うということです。例え今がどんなに偽物に感じたとしても、「本物」になるまでそれを続けるという計画性こそに勝利があるということです。
 
そのシンプルにして戦略的な計画性こそが、我々の無意識を徐々に書き換えてくれます。エイミーは「フリをしてやり過ごすのではなく、本物になるまでフリを続けなさい」と説きます。
 
4f8fc6f1e41fa02b5a2c72e2695abb324c2126b5_254x191

自身の挫折を乗り越え、科学的に「自信のない人々」を救おうと熱弁するエイミーの主張は感動的であり、「力を持たない人々ほど、この事実を知って欲しい」と人々を啓蒙する彼女の姿勢は多くの人々を惹き付けます。

  
 
そうして「フリ」をし続けることで、ある時自分がふと「本物」になっていることに気がつくというカラクリが苫米地理論でいう「努力はいらない」です。
 
甲子園で優勝したければ、「既に優勝した自分」をしっかりと装うことであり、ビジネスで成功したければ、既に成功したフリを成功するまで続けるということです。
 
それがどんなに「勘違い」に感じたとしてもです。「勘違いに感じる」とは、単なるホメオスタシスの抵抗であり、「勘違い」に感じなくなるまで「フリ」を続けていれば、そのうちホメオスタシスはその「フリ」にフィードバックするという驚愕の科学です。
 
「フリ」こそが、自分の人生を創る唯一の方法であり、私たちは、一見取るに足らないように見える「勘違い」でしか人生を動かすことはできないのだということです。
 
今日から始めましょう。どれだけバカに思えたとしても。その「勘違い」こそが、全てをこじ開ける唯一の方法であり最先端科学だということです。
 
コーチングメニューはこちら
 
メルマガ登録はこちら
 

【DAISUKEKOIDE.COM】メルマガ

A

 

企業経営者、起業希望者、スポーツ関係者を中心に多くの読者を持つメールマガジン【DAISUKEKOIDE.COM】は、ブログの内容をより深く吟味し、コーチングをDNAに刻み込むことを狙うメールコーチングです。次世代を背負うリーダーに読んでもらいたいコンテンツを配信致します。ご登録頂きますと、これまでのテキスト、動画による膨大な量のコンテンツの全てをご覧頂けます。


無料登録する