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母校広島商業に告ぐ!プロコーチ直伝!この3つを辞めれば強くなる!


 
 
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もはや「古豪」と呼ばれてしまう執筆者、プロコーチ小出大輔の母校・広島商業。
 
かつては「江川攻略」や「ツーランスクイズ」などで「甲子園に広商あり!」と言われた高校野球における名門中の名門です。しかし、私たちが在学中の2004年・夏(1回戦敗退)を最後に、甲子園から遠ざかったままです。
 
プロコーチという立場から、今回は「母校・広商復活」の為の、とても私的なブログを書いてみたいと思います。
 
今回上げる3つを辞めるだけで、確実に強くなります。関係者の方には、全てを本気でご検討頂きたい内容です。もちろん広島商業だけではなく、他の学校にも当てはまる点はたくさんあるはずですので、参考にして頂ければと思います。
 
これは、選手に向けた記事というよりもむしろ、その周りを取り囲む指導者、教師、保護者、OB会の方々に向けた記事です。
 
広島商業を卒業して10年、自分なりに野球の技術だけではなく、心理学、認知科学、脳機能科学など最先端科学をベースにしたコーチングを学んでいた中で、母校に少しでも貢献できればと思い、この記事を執筆致します。
 
関係者にとっては、少しお耳の痛い話かもしれませんが、ぜひ参考にして頂ければ幸いです。
 

伝統とか言うのを辞める

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プロコーチの視点から、まず最も問題だと感じる点が、広島商業に残る「伝統」の存在です。もちろん、素晴らしい先輩方の功績は敬いつつも、そろそろ「伝統」を高らかに掲げることを辞めてみてはいかがでしょうか?

伝統とはなにか?

そもそも「伝統」とはなんでしょうか?コーチングの視点から見てみると、伝統とは単なる「情報」に過ぎません。もちろん、自らの学校の伝統を高らかに掲げることで、エフィカシー(ゴールへの自己能力の自己評価)を上げる事が出来れば、それは伝統という「情報」を上手く活用できていると言えます。
 
しかし、近年の広島商業を見ていて「伝統」という情報を上手く操れているようには到底見えません。むしろ「伝統」という情報に押しつぶされるように、選手たちは自分たちの色を失っているように見えます。
 
うちの伝統はすごいからな・・・
先輩たちは俺たちと違って凄かったんだな・・・
こんな伝統、俺たちなんて到底かなわないな・・・
 
私が現役だった当時も、伝統に対するイメージは自分たちにとって、プラスに扱えているとは言えませんでした。
 
結果として「伝統」という情報が、選手のエフィカシーを下げてしまっては、なんの意味も有りません。だからこそもうそろそろ、伝統を掲げることを辞めてみる。過去は置いておいて、未来を見て創っていく。
 
そもそも伝統とは、継ぐものではなく創るモノです。伝統をどうにか継承しようとする弱気な選手を育てるのではなく、伝統を慮ったありがたい銅像に、オシッコを引っ掛けるくらいのやんちゃな選手を育て上げてこそ、強いチームを作る事が出来ます。
 
さらに言えば、「伝統」とは結果的に自分たちに味方する。ということです。伝統とは情報。言い換えれば「ブランド」のような働きをするのです。
 
相手チームがHIROSHOのユニフォームを見るだけで、足がすくむ。汗をかく。あんなチームと試合をしたくない。なんだか胃が痛くなる・・・これこそが「伝統」という情報を上手く使う秘訣であり、自分たちで伝統がどうだと言う必要は全くありません。過去の栄光にすがっているうちは、過去を超える事はできないのです。
 
脳にとって「情報」の力は偉大です。日本の法律も、宗教も、ビジネスも、歴史も全ては情報により成り立っています。この「情報」を容易く扱ってしまう事で、自らの首を絞めてしまっては元も子もありません。
 

負けない野球を辞める

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2つ目は、広島商業伝統の心構え「ミスの無い野球」「負けない野球」を辞めることをオススメしたいという点です。
 
もちろん、昔はそういった考え方、取り組み方で素晴らしい成績を残してきたかもしれません。当時、広島商業が甲子園で展開する緻密な野球は「芸術」とまで評されるほどの力を誇っていました。
 
しかし近年では、高校生のパワー向上、スピード向上、ウエイトトレーニングの一般化、金属バットの質の向上など、時代は諸行無常、常に移り変わって滞る事はありません。
 
本当の強さとはなにか?それは、過去の考えに固執することなく、自在に進化し、姿を変え、生き抜いていく事ではないでしょうか?そう考えると「ミスの無い野球」という発想自体が最大のミスである可能性はないですか?という抽象度の高い視点から前提の前提から物事を見据えていかなければなりません。
 
そもそも、ミスの無い野球など、この世に存在するのでしょうか?もし存在するとすればそれはきっと、ロボットが展開する味気ない野球でしょう。現に「芸術」と評された当時の広島商業にも、ミスはたくさんあったはずです。
 
さらに、相手チームの立場になって考えてみることで、視野は広がります。「ミスの無い野球」をするチームと、「ミスを恐れない野球」をするチーム。対戦相手としてはどちらが怖いチームだと言えるでしょうか?
 
そのようなちょっとした発想の転換で、広島商業は息を吹き返すはずです。私の大好きなかつての剣豪「宮本武蔵」の「水のように自在に。流れるように」という言葉を、広島商業に送りたいと思います。
 

広商野球部員心得を全部辞める(変える)

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最後にご紹介するのが、様々なメディアでも取り上げられた「広商野球部員心得」です。これを思い切って改訂することをオススメします。
 
広商野球部員心得をプロコーチの視点で見た時、圧倒的に感じるのは、「have to」(〜しなければならない)という非言語の雰囲気です。
 
この心得も、言い換えれば「情報」です。人間は情報を基に、様々な思考や判断を下します。「心得を変えて強くなるなら、苦労しないよ」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、その「言葉」や「情報」こそにきちんと気を配り、思いを巡らせることこそ、本当の意味での「緻密な野球」なのではないでしょうか?
 
人間の脳の仕組みを少しだけ解説すると、脳はひとつでもhave to(〜しなければならない)を感じると、圧倒的にパフォーマンスが低下するように設計されています。本来であればゴールを達成する為に、脳をフル活用したいところですが、提示された情報の中にひとつでもhave toが入ってしまう事によって、「have toをいかにして回避するか」という方向に脳のクリエイティブが働いてしまいます。これは専門用語で「創造的回避」といい、脳が優秀だからこそ、作動してしまう機能なのです。
 
ここは、ミルトンエリクソンの心理催眠療法などのテクニックも盛り込みながら、新しい心得を作成しましたので、ぜひ学校関係者の方は、今一度真剣にご検討頂きたいと思います。
 

「広商野球部員心得」

 
一、広商野球部は精神野球に徹すべし。
【改訂版】一、広商野球部は、とても気持ちを大切にするチームなんだ。野球が上手ければいい、試合に勝てばいいっていうチームじゃない。だって、ただ野球だけ上手い奴らなんて、イケてないだろ?そんな「気持ち」の部分を大切にするからこそ、“本当の意味”で強いチームを作る事ができるんだ。
 
二、日々一挙一動を精神修養の場と心得、自らを律するべし。
【改訂版】二、広商野球部は、日々の生活を大切に丁寧に生きていく事ができるチームなんだ。それは、言い方を変えれば、自分の人生を大切にするってことさ。野球はもちろん、俺たちはどんな場面でも、「俺たち広商野球部なんだ!」っていう誇りを忘れない男たちなんだ。
 
三、特にグランドは精神野球修練の道場にして、命がけの真剣勝負の錬成の気持ちを持って臨むべし。
【改訂版】三、俺たちは真剣勝負の楽しさを知ってるんだ。何もかも忘れて、グランドに自分の人生をぶつけることができるってマジで最高の気分なんだ。だから俺たちは、勝っても負けても「HIROSHOスピリット」を持っていられるんだ。マジで、勝負のことを考えていると興奮してくるよ!
 
四、全精神を傾注する一の練習は、並の十の練習に勝ることを知るべし。
【改訂版】四、全精神を傾注する一の練習って大げさに思えるけど、実はシンプルで、要は「俺はこんな選手になりたい!」っていうぶっ飛んだイメージを持っているってことが重要なんだ。
ホームラン打ちたい・・・
140km/h投げたい・・・
変化球でストライク取りたい・・・
マジで鉄壁守備になりたい・・・
なんでもいいんだ。だからもし僕たちが、ただなんとなく練習していることに気づいたら「俺って、どんな選手になりたいんだっけ?」って、自分の心に聞くことができるんだ。
 
五、どこでも勝る猛練習こそ、広商野球を確立する唯一の方法なり。血の出るような猛練習あってこそ、幾多の輝く球史が樹立されたり。
【改訂版】五、球史なんてあまり意識はしていないんだ。そんな過去に興味は無い。周りの人は僕たちを見て、凄い猛練習に見えるみたいだけど、僕たちはただ、好きな野球を思い切り楽しんでいるだけなんだ。そうしていたらいつの間にか、僕たちはいつだって歴史に名を刻んじゃうんだよ。あ!バット振り過ぎて血が出ちゃったよ!でもこれで、明日はタイムリーヒットが打てそうな気がしてきたよ。
 
六、練習においては常に頭を動かし、工夫を凝らして一球一打一プレーにも反省を加え、短所は直ちに正し充実せん。合理的で能率的な練習に励め。
【改訂版】六、僕たちは、マジで野球小僧なんだ。野球が上手くなりたくてなりたくて、仕方ないんだよ。どうやったらもっと上手くなれるのか?常に考えているし、それを考えてるだけでワクワクしてくる。変態野球バカ野郎さ!でも、何かに熱中して、変態になれるって幸せなことだよ。チームメイト同士でも、いつもその話題で持ち切りなんだ。色んな事を試して、また考えて、また試して。そのうちに俺たちは、いつの間にか野球が上手くなってるんだよ。
 
七、寸秒も無駄なきを期すべし。
【改訂版】七、僕たちは、気がついたら甲子園でビックプレーをしている場面をいつもイメージしちゃっているんだ。たまにヨダレなんか垂らしながらね。甲子園で勝つイメージは常にある。ああ!!もうこうしちゃいられない!もう1箱ティー打って帰ろう!
 
八、ファイトなき者は去れ。
【改訂版】八、大丈夫だよ。僕たちの中には既に、とんでもないファイトが秘められているんだ。この心得を部室で読んでいる時点で、僕らはかなりのファイトの持ち主だ。圧倒的な自信を持って、グランドで自分を表現してるんだ。

<最後に>

今回はつれづれと母校について、プロコーチの視点から様々なことを提案してみました。しかしこれは、OBの戯言ではなく、あくまで認知科学や脳機能科学などの最先端科学をベースにした視点から、科学的根拠に基づいて提案していることであり、選手たちの脳を覚醒させ、甲子園で躍動する為に必ず役に立ちます。
 
なぜこのような記事を書くのか?それは私自身のゴールの一つに「広商の復活」があるからです。社会貢献の一環として、母校の復活に貢献したい。広島が盛り上がる所を見たい。という思いがあります。広島商業が甲子園で優勝すれば、プロである広島東洋カープが優勝するほどの盛り上がりがあると聞いたことがあります。広島駅前でパレードをして、県民の皆さんに笑顔で手を振って、「やったぞ!」と声高らかに叫ぶ。そんな未来を夢見ながら、私は社会貢献のゴールを設定しています。
 
過去の栄光は、ある意味で大きなスコトーマ(心理的盲点)を生みます。全てが正しいなどということはこの世にはない。ゲーテルの不完全性定理がそれを証明しています。進化を止めた動物は、退化し、やがて絶滅します。母校のさらなる発展を願って、ここは一つ、プロコーチとしてそして、広商を愛する1人の男として、ご提案をさせて頂きました。
 

<まとめ>

・古豪・広島商業復活の為に必要なことは3つ!
・伝統を辞める
・負けない野球を辞める
・心得を改定する
 
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【5/28(土)コーチングミーティング in大阪】

私、小出大輔がファシリテーターとなり
 
ブログや書籍では学べないコーチングのより深い部分を
 
皆様とともに体感し、コーチングを身体に落としていきます。
 
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日時:5/28(土)
時間:13:00~14:30
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