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投手をうまくリードする!名捕手が実践するたった一つのマインド操作術


捕手を育てる。または、良い捕手になりたい!と思う一方で、「配球術」や「リードの心得」といったものはどこか抽象的すぎて、体系化されていません。
 
「リードとはその状況に応じて、肌で感じて考えるべきものだ!」
 
「多くの失敗をして、その中で学ぶのがリードだ!」
 
いやまあ、そうなのですが・・・。
 
実際に良い捕手となり、リードを学ぶ上で、ある一定のアルゴリズムをきちんと脳内に回してあげなければ、自分な何を、どこを失敗したのかすらわかりません。
 
「なぜあそこであれを投げさせたんだ!」
 
「なぜそんなこともわからないんだ!」
 
と嘆くのは自由なのですが、そうではなくきちんと体系的に、抽象的なものをより具体化し、育てたいキャッチャー、あるいは自分がキャッチャーであれば、自分の脳に放り込んであげることで効率的に、ロジカルに、失敗を生かすことができ、即座に改善していくことが可能となります。
 
中にはリード面などをその捕手の性格などに依存するといったようなことをおっしゃる方もいらっしゃいますが、それもまた違います。
 
むしろ配球やリードといったものを性格でやってはいけないのです。
 
ロジカルに、確率の高い方法論をきちんと学びながら、徐々にそのリードに対して、その捕手の感性を磨いていった時、相手打者よりも一つ上の抽象度で「対戦」を俯瞰でき、より勝利にとって確率の高いリードを展開することができます。
 
いうなれば、株のみで生計を立てる相場師のようなものです。
 
その人の性格に関係なく、勝つ確率の高い手だけをひたすらに打ち続けるイメージです。そこに情動や性格といった抽象度の低いものが介入する余地はなく、ある意味とてもドライで、「ただ淡々と」といったイメージです。
 
株であれ、配球であれ、「完全なもの」などないという大前提に立ち、それでもその中でより確率の高い手を、ただ単に淡々と行うだけです。そこに情動の介入の余地はありません。
 
では、そのシンプルなアルゴリズムとはなんでしょうか?
 
ここで採用したいのがLUBです。
 
LUBとはleast upper bound(リーストアッパーバウンド)の略です。(エルユービー)です。
 
まあ、難しいことは置いておいて、シンプルに「配球」とは何かといえば「打者の嫌がることをすること」です。
 
キャッチャーの仕事とは、「打者が嫌がる配球をすること」であり、また同時に「投手が投げやすいよう配慮した配球を展開すること」です。
 
その二つのゴールのLUBを取ることができれば、打者にとっても打ちづらく、投手にとっても優しい配球、いわゆる「投げやすい捕手」「投手の良いところを引き出す捕手」「失点されにくい捕手」になることができます。
 
「打者の嫌がること」とは何か?と考えれば、シンプルに「何を狙っているのか?」「どこのコースの何にあっているのか?」をきちんと見分ける必要があります。
 
これは訓練すれば誰でも可能ですし、さらにはDAISUKEKOIDE.COMの提供する手塚理論などを用いて、骨盤を中心とした身体操作を見る力をつけることができれば、かなりの割合で「打てないコース」あるいは「打てない球種」が共感覚的に把握できるようになります。
 
文字に起こすと難しく感じますが、実際にやってみるとかなり面白いですし、面白がることができれば、一気に成長できます。あらゆる打者を分析したくなり、自然と自分のバッティングも良くなり、良い循環で良い捕手が育ちます。
 
繰り返し実践していけば、ネクストバッターサークルでバッターがしているスイングを見るだけで、共感覚的に、「このあたりは嫌そうだな」といった感覚が湧くようになります。
 
そういった能力がどうしても難しいと感じるのであれば、打者の立ち位置、ボールへの反応、ファウルの打ち方、タイミングの取り方などを感じ取るだけでも、かなり多くの情報を獲得でき、「なんとなくこの辺りは怖いな」「こういうボールは危ないな」といった感覚が出てきます。
 
そのようにまず、打者をしっかりと観察しつつ、その傍ら、投手のその日の状態をいち早く情報収集することが大切です。
 
もちろん、会話によってその日の投手の状態を聞き出すことは大切ですし、その前段階として、日頃ブルペンでその投手のボールを受けているときのパターンをしっかりと把握することです。
 
良い時はストレートがどこに決まり、変化球はどの高さに来るのか?
 
悪い時は変化球の軌道がどうなって、どのコースからどのように抜けてくるのか?
 
その投手の今日一番投げやすいボールはなにか?投げにくいボールはなにか?
 
そういったあらゆる情報収集を無意識に行うレベルまで腑に落としていきたいのです。
 
どのような情報が役立ち、どのような情報はいらないのか?そのような感覚はもちろん、実践していく中で獲得していくしかないのですが、それでも上記のような、シンプルなアルゴリズムを脳内にインストールしておくことが大切です。
 
そして、その二つのLUBを取ることで、配球術というものはかなり手触りのあるものとして浮かび上がってきます。
 
LUBを取るとは、シンプルにいえば、「その2つを包括した、一段上の抽象度のレベルに上がる」ということです。
 
要はすごくシンプルで、①打者がより嫌がる&②投手が投げやすく投げられる可能性が高いボールを要求するということです。
 
シンプルですよね!訓練すればするほど上手くなります。
 
抽象度の階層についての解説は、苫米地博士の書籍を読んでください!オススメです。
 
良い捕手というのは必ず、このLUBを取ることに長けています。LUBを取りに行くことによって、打者と投手という存在から一つ上の抽象度に上がり、試合の展開を決定します。
 
我らの名将・野村克也氏の言葉を借りれば、「キャッチャーはグラウンド内の監督や!」ですwww
 
キャッチャーとは映画でいえば脚本家であり、演者と視聴者よりも一段上の抽象度に立たなければ優れた作品は作れません。
 
そのように、キャッチャーを育てる、あるいは良い配球術を身につける上で、LUBという考え方は非常にエレガントに機能します。
 
もちろん、これも日々訓練なのですが、このLUBを取ることは非常に快感です!これこそが、キャッチャーの面白さなのです!!この面白さを知ってしまうからこそ、野球はやめられないなあと感じるのです。
 
このLUBの概念を知り、頭をシンプルにし、無駄なアルゴリズムを排除し、シンプルで小さなアルゴリズムを脳内でカチャカチャと機能させることによって、キャッチャーとしてかなり成長してくれます。
 
ぜひ、お試しください^^
 
 

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