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「僕、努力とか全くしてないんです」いきなり上手くなった野球少年の一言


 
努力が足りないんだ!
もっと努力しなければ・・・
 
クライアントさんの中には「努力」という言葉に対して、本人にとってあまり好ましくないブリーフシステム(信念)を持っている方が多くいらっしゃいます。
 
 
特にそういった傾向にあるクライアントさんの場合には「努力とは、ただ単に周りから見た評価ですよ」ということをお伝えしています。
 
あの人の努力は凄いな。
あんな努力をするから成功したんだ!
 
周りから見て、結果を出したり、成功し続けたりする人は一見「努力している」ように映ります。しかし、当の本人は、ただ単純に、心からwant to(〜したい)なことを楽しんでいるだけ。そういった人が本当の意味で「成功」や「結果」を出し続けているのです。
 
今回は、「努力」という言葉の本質に迫ります。ある中学生の実例をご紹介しながら「成功」していく過程をご紹介したいと思います。
 

努力という言葉が持つイメージ

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皆さんは、「努力」という言葉にどんなイメージを持っているでしょうか?
 
苦労
苦しみ
厳しさ
大変
 
「努力」という言葉を連想してみた時、上のように「なんだか大変そう」「自分には無理」などというブリーフ(信念)をお持ちの方が圧倒的に多いのではないでしょうか?
 
しかし、これは心からやってみたいことを取り組む上で、大きなブロックとなってしまうケースが多いのです。人間の脳は非常に優秀で高性能ですから、「努力」という言葉にネガティブな情動が張り付いている場合、
 
何かを成し遂げる
努力が必要
苦しまなくてはならない
 
などのように脳内でマイナスなイメージを一瞬にして作り上げてしまうのです。
 
このイメージは、新しいことにチャレンジする時、大きなブレーキとなってしまいます。上のようなイメージを無意識に受け入れてしまった結果
 
「自分なんて無理だよ」
「それができたら苦労しないよ」
 
などという狭い視野での判断になってしまい、結果として行動に移せない状況に陥ってしまうのです。
 

マイナスなら書き換えてしまえ

ですから、このブログを読んでくれたあなたは「努力」という言葉に対するイメージを書き換えてしまいましょう。新しいイメージに
 
楽しみ
発見
新鮮な気持ち
新たな視点の獲得
アイデアの統合
 
のようなイメージに書き換えてしまって下さい。それだけでもなんだか「ちょっとやってみようかな」なんていう風に、脳の中の認識が変わってきたはずです。
 
事実として、新しいことや今までやったことのないことにチャレンジするのは楽しいことですし、新しい発見だらけの新鮮な気持ちをたくさん味わえるはずです。
 
しかし、「努力」という言葉へのマイナスなイメージが邪魔をして、なかなか一歩を踏み出せない方はたくさんいらっしゃいます。だからこそ、「努力」という言葉のイメージを自分で勝手に書き換えてしまえば良いのです。
 

止められてもやりたい情熱

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冒頭で「努力とは他人から見た評価」だとお伝えしました。分かりやすい例として、僕が担当した中学生の野球少年「Sくん」を例に挙げて解説したいと思います。
 
中学2年生だったSくんは、ごく普通の野球少年。身体も少し大きくなってきて、来年辺りは3年生のレギュラーの中に食い込めそうな気配を見せていました。
 
しかし、Sくんには弱点があったのです。
 
それが「送球」いわゆる「投げること」についてです。
 
内野手だったSくんは、送球難(イップス)といって、投げる時に様々なことを考えてしまったり、気を使ってしまったりして、上手くボールが投げられない状態でした。
 
打っても走っても、3年生のレギュラーに引けを取らないSくんですが、この「送球難」の影響で、控えに甘んじている2年生でした。
 
そのせいもあって、とにかく守備練習が大嫌い。いつもバッティング練習では目立っているのに、守備練習になると目立たないように、誰かの後ろに隠れて、どこにいるのかわからないような選手だったのです。
 
そんなSくんと話をしていると、ふとこんなことを言い出しました。
 
「コーチ。オレって一生投げれないんすかね?」
 
誰よりも悩んでいたのはSくんでした。
 
小出コーチ「Sはどう思うの?」
 
Sくん「ん〜。なんとかできそうな気がするんですけどね」
 
小出コーチ「じゃあ、一緒にやってみない?」
 
Sくんは自分の野球人生に新しいゴールを設定したのです。
 
誰よりも気持ちよくボールを投げる!
 
その日から、様々な工夫を凝らした練習を始めました。そのメニューは全てSくんが考えたり、調べたりしたもの。上手くいくもの、上手くいかないもの、様々でしたが、Sくんの表情はいつも晴れやかで、充実した時間だったことを覚えています。
 
デジカメで投げているシーンを撮影して、それを一緒に見て分析したり、わざと横から投げてみたり、下から投げてみたり、ピッチング練習をしてみたりと、Sくんはいつの間にか、あれだけ嫌いだった守備練習に熱中していました。自らが考えて練習することの楽しさを身体と心で体感していったのです。
 
周りの選手たちも、Sくんの急激な変化に驚いているようでした。「小出コーチ、Sに何か飲ませたでしょ?笑」とチームメイトが冗談を言うくらいのレベルで、Sくんは周りも気にせず、一心不乱に練習に没頭していたのです。
 
そんな風に一冬を過ごすと、Sくんはもう「気持ちよく投げる」というゴールなどやすやすと達成し、「もっと速い球を投げる」「無理な体勢からでもきちんと相手の胸に投げる」「ピッチャーもやりたい」など、新たなゴールを立てて守備練習に励むようになっていました。
 
そのうち、あれだけ投げることが苦手だったSくんは、遠投を90メートル以上投げる中学生に成長したのです。(中学生で90メートル以上の遠投は全国でもトップレベルです)
 
周りは言いました。
 
「Sは努力の人だ」
「Sのように努力するから、上手くなれるんだ」
 
しかし、Sくんの解釈は少し違ったのです。
 
僕は、努力なんてしてないんですよね。周りはそんな風に言うんですけど。僕はただ、なんか少しずつできるようになるのが楽しかったし、自分で考えて、上手くやれるのが楽しかったんです。小出コーチも付き合ってくれて、考えたことのないようなことも色々と知れたし、バッティングにも活かせるじゃん!とか、練習法とか、色々発明できたんです。だから、この冬は今までよりもただ、野球が好きになっただけっす。
 
なんてカッコいいんだSくん!
 
僕はそんなSくんの成長を見て、心から誇らしい気持ちになったことを覚えています。
 

成功に「努力しなければ」はいらない

3
 
Sくんは「努力しなければならない」なんて微塵も思っていなかったことがお分かり頂けたと思います。自分の心から「なりたい」ゴールを設定して、それに向かって試行錯誤しながら楽しんでいただけ。
 
しかし一方で、真面目な方ほど「努力しなければならない」と思い込み、その思いとは裏腹に脳内は「いやだ。苦しく辛い思いなんてしたくない」と変化や挑戦に対して無意識のうちにストップをかけてしまうのです。
 
「努力しなければならない」とは言い換えればhave to(〜しなければならない)を意味します。脳機能科学的に「have toのマインド」はクリエイティブアヴォイダンス(創造的回避)を生みます。
 
難しい専門用語ですが、分かりやすく言えば、「人間の脳は「しなければならない」ことを「しないため」の理由をめちゃめちゃクリエイティブに探してくる」のです。
 
ですからもしあなたが「努力しなくちゃ」「頑張らなくちゃ」と思っているのであれば、今日からもう辞めてしまってOK!その代わりに
 
楽しめばいいんだ。
面白がってれば良いんだ。
 
くらいの軽い気持ちを持っていれば大丈夫なのです。その方がむしろ、人間の脳は圧倒的にクリエイティブに働いてくれるのです。
 
この記事を読んで下さっている方は、きっと真面目で真剣な方が多いと思います。しかし、だからこそプロコーチとして、「あまり力まなくても大丈夫ですよ」「楽しむことだけでOKですよ」ということを強くお伝えしたいのです。
 
単純にどうすれば楽しくなるか。面白くなるか?そんな視点を持つことは、スコトーマ(心理的盲点)を外すきっかけを与えてくれる場合が多いのも事実。
 
今日からすぐに、「努力」という言葉のイメージを書き換えてしまって下さい。今までと違って、かなり楽しいと思いますので。
 

<まとめ>

・努力という言葉に惑わされない
・まずは努力のイメージを変えてみる
・Sくんに学ぶ「努力はいらない」
・ただ楽しんでいただけのSくん
・そんなマインドの使い方が結果的に、成功や結果を生んでいく
 
 
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