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春のセンバツ快進撃!準優勝の高松商業がコーチングの王道を行ってる3つの理由


55年ぶり!古豪・高松商業が決勝に進出です!
 
2016年のセンバツ甲子園では、四国の古豪、高松商業(香川)が大躍進を果たし、決勝に進出しました。今回の大会もベスト4に勝ち上がった他の高校は全て近畿勢であり、全国からトップレベルの中学生を集めた私立高校でした。しかし、高松商業はメンバー全てが地元出身。野球留学や特待生などもないような公立高校であるにも関わらず、堂々とした戦いぶりで決勝へと駒を進めました。
 
一見すると、他の高校よりも不利に見えてしまう高松商業ですが、どうしてここまでの大躍進を果たすことができたのでしょうか?
 
今回はプロコーチの視点から「高松商業の秘密」を紐解いてみたいと思います。
 
今回重要な視点になるのは、「心からのwant to」がいかに大切か?ということ。高松商業野球部の監督をしていらっしゃる長尾監督が選手たちをいかにして導いて行ったのか?どんな考え方や視点を持って、選手たちの指導に当たったのか?
 
そんなポイントにスポットを当てながら、プロコーチの視点でご紹介してみたいと思います。
 

長尾監督のコーチング的な取り組み

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元々公立中学の教員として野球部を指導していた長尾監督は、人事交流のため、高松商業に赴任したのは2014年。たった2年で高松商業を甲子園での快進撃に導きました。
 
長尾監督の指導方針は、至ってシンプルです。この一言に集約されています。
 
自分で考えて判断しなさい。間違ってもいい。自分で考え、行動しよう。
 
プロコーチから見ても、長尾監督の指導方針は、まさに理想のコーチング。素晴らしい姿勢だと感じます。自分で考え、判断し、行動するという長尾監督の方針は、結果的に選手たちのwant to(〜したい)という気持ちを引き出し、ゴールを自らで設定するようにサポートしているのです。
 
want to(〜したい)という人間の思いは、have to(〜しなければならない)という思いに比べて「生産性が750倍以上向上する」という研究結果からも明らかなように、指導者にとってまさに「want to優位の考え方」は「選手の才能を引き出すため」に必要な最重要視点であると言えるでしょう。
 

高松商業のサイン「考えろ」

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高松商業には面白いサインがあります。通常野球におけるサインといえば「バント」や「エンドラン」などが挙げられると思いますが、高松商業には「考えろ」というサインがあるのです。なんと長尾監督は、試合に置ける戦術まで、選手に判断させ任せてしまっているのです。
 
もちろん全て成功というわけではなく、中には失敗や判断ミスも起こることでしょう。しかし大切なのは「考えろ」というサインが導く結果ではなく、「選手自身が考え行動する」というチームとしての考え方をしっかりと浸透させ、実行に移していることこそが、目を向けるべきポイントです。
 
実際に甲子園での闘いでは、驚くような場面で選手がスティール(盗塁)を試みたり、1球ずつ選手の動きが変わったり、相手の意表を突くようなプレーが続出していた事実があります。
 
グラウンドでプレーするのは選手なんです。彼らにしか見えない相手の弱点や突くべきポイントが必ずある。(長尾監督)
 
上のコメントからも分かるように、長尾監督の素晴らしいポイントは「自分自身のスコトーマ(心理的盲点)についてしっかりと理解している」ということ。
 
もちろん監督の視点から試合を見ることで、見えてくる世界がたくさんあるでしょう。しかし、実際にグラウンドでプレーするのは選手自身であり、選手の視点からしか見えてこない部分もたくさんあるということ。むしろグラウンドでプレーしながら、試合を肌で直接感じている選手たちの感覚や判断を信じてみるというアイデアは、ほとんどの指導者が持つことができていない新たな視点だと言えるでしょう。
 
こういった方針は野球だけに限ったことではなく、1人の人間として、選手の自主性を育て、自立した判断や行動を育てて行く。もっというと、「自分で自分の人生を切り開いていく楽しさ」を育むことができるのです。
 

心からwant toである選手たちの表情

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そして、一番重要なポイントは「選手たちの表情」に如実に現れています。
 
私自身が、プロコーチとして「甲子園」を見た時、いつも違和感に感じることがあります。それが「選手の表情」なのです。
 
小さな頃から憧れて、たくさんの練習をしてやっとたどり着いた甲子園という夢の舞台でプレーする選手それぞれの表情が、いかにも「普通すぎる」ということです。
 
夢にまで見た甲子園でプレーするわけですから、「心から嬉しく、楽しい、幸せな気持ち」が溢れ出てきて当たり前なのではないか?ということです。
 
しかし一方で、甲子園に出てくる球児のほとんどから、そのような「心の底から幸せ」というような非言語の溢れ出る感情を感じることが少ないと感じます。ひどいケースでは仕事に不満を持つサラリーマンのような雰囲気を感じる場合もあるほどです。
 
これは学生スポーツという視点からすれば、非常に問題だと感じています。
 
好きで好きでたまらない。楽しくて嬉しくて仕方がない。
 
そういった気持ちを、抑えきれないようなチームこそ魅力的であり、なぜか応援したくなるようなチームなのではないかと思います。
 
高松商業の選手たちからは、そんな「野球が大好きだ」という心からの声が聞こえてきそうなほど、テレビを通じて非言語で伝わってくる感覚を感じました。野球ファンとしては非常に嬉しいことですし、こういったチームが試合に勝ってこそ、甲子園も盛り上がるのではないかと思います。
 
ではなぜ、そのような雰囲気を出すことが出来るのか?高松商業の選手たちが意識的に何かをしているわけではありません。長尾監督が打ち立てた「自分で考え、判断し、行動しよう」というチームの方針が、選手たちのwant to(〜したい)な気持ちをすくすくと育てている証であり、それが溢れ出しているだけ。
 
どうやったら勝てるかな?
この状況をどうやったら切り抜けられるかな?
自分にできることは何かな?
こうしたらこうなるかもしれない!
 
など、選手たちが「野球」というテーマの中で、自らの創造性を楽しみながら発揮しているだけなのです。
 
高松商業の強さの秘訣。それは驚くほどシンプルなものです。コーチングの視点から見ても、まさに「脳と心」を上手に使っているお手本のような例であると言えるでしょう。
 
みなさんも、「高校野球」という枠に捕われず、ぜひ高松商業の野球から多くのモノを感じ、学んでみてください。彼らから感じる溢れ出るような非言語の情熱は、スポーツやビジネスに関わらず、あなた自身のゴールや夢にとっても非常に多くの学びとなるでしょう。
 
そして、そんな「心からのwant toを楽しみながら、周りにも良い影響を与えてくれる」ような人々が増えてくれることを、プロコーチとしても心から願っています。
 

<まとめ>

・センバツ甲子園準優勝の快進撃「高松商業」の秘密
・長尾監督の指導方針「自ら考え、判断し、行動する」
・サインに「考えろ」というサインがある⇨徹底した指導方針
・選手たちの表情に見てとれる「want to」のパワー
・want toはhave toよりも750倍の生産性がある。(ハーバード大学の研究結果)
 
 
 

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