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下町ロケットの佃製作所がコーチングの王道を行ってた!


TBS系列で放送された池井戸潤原作「下町ロケット」
自分たちの理想とするモノ作りにこだわる小さな町工場「佃製作所」を舞台に描かれたヒューマンドラマは、平均視聴率18%を超えるヒット作となりました。
 
最近のヒット作には、必ずといって良いほど「コーチング」の要素が含まれています。主人公が「現状の外側」にゴールを設定し、幾多の試練を仲間と共に乗り越えていく。もしかすると、そのようなドラマがヒットするのは、現代の日本が「現状維持」の体質にあるからかもしれません。
 
今回は下町ロケットのストーリーとコーチングを照らし合わせながら、如何にして「佃製作所」が夢を叶えていったか?をご紹介したいと思います。みなさんもぜひ、主人公・佃航平のような、熱く、アドベンチャーな人生を、ご自分なりに思い描いて頂ければと思います。
 

決してゴールを下げない佃製作所

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もともと宇宙開発機構のエンジニアとして活動していた主人公・佃航平(つくだこうへい)は、佃自身が開発した画期的なロケット「セイレーン」の打ち上げに失敗してしまうところから、物語はスタートします。
 
「宇宙」への飽くなき探究心と大きな夢を抱き続けていた佃でしたが、打ち上げの失敗の責任を取り、宇宙開発機構を辞職。亡き父親の後を継いで、「佃製作所」の社長に就任するのです。
 
社員100名の中小企業。一見すれば「宇宙事業」などとはほど遠い環境。しかし佃は、決して宇宙への夢を諦める事はありませんでした。
 
会社の利益を確保しながら、その利益ほとんどをロケットのバルブ開発に投じていた佃。世界にまだ存在しない様々な技術を開発することで、「宇宙」への夢に向かっていました。しかし、社内や取引銀行からは「そんな設備投資は過剰だ」「そんな特許、誰も使わない」「誰も使わない特許なんて、ゴミ同然だ」といった批判を受けていました。
 
このような存在を、コーチングでは「ドリームキラー」といいます。高いゴールを持つ佃と、目の前の利益を優先する人たちの「コンフォートゾーン」(居心地の良い領域)の違いが、ドリームキラーを生んでいたのです。
 
しかし、佃は様々な困難に打ち当たっても決して「研究開発」を辞める事はありませんでした。
 
夢がなければ、仕事をする意味がないんだ。
 
目の前の仕事も大切だ。でも、もっと大切なものがあるはずなんだ。
 
佃は、決してゴールを下げることはありませんでした。どんなピンチにも正々堂々真っ向から挑んでいく姿は、まさにリーダーと言えるでしょう。
 

圧倒的なエフィカシーの高さで大企業に大胆な提案!

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裁判沙汰があったり、得意先の突然の契約解除があったりと、幾多の苦難に遭遇する佃製作所。しかし、そこにまさに起死回生のチャンスが舞い込みます。
 
大企業「帝国重工」から、佃が開発した「エンジンバルブ」の特許を使わせて欲しいとの以来を受けるのです。
 
帝国重工は、「スターダスト計画」という社運をかけた一大事業の最中でした。自社でロケット部品の全てを内製化し、純国産宇宙ロケットの開発を切望していました。
 
しかし、巨額を投じて開発したエンジンバルブの特許を、実は帝国重工より先に取得した企業がありました。それが他でもない佃製作所だったのです。
 
帝国重工は、すぐに佃製作所に特許売却を申し出ました。その金額は20億円。佃製作所の従業員たちは一同に「社長!今すぐ売りましょう!」「これで佃製作所のピンチも救われますね!」と喜びを露にします。
 
しかし、ここでも社長・佃航平は「高いエフィカシー」(ゴール達成への自己能力の自己評価)を持ち、ゴールを決して下げずに決意するのです。
 
バルブシステムの特許は売らない!ウチで作って、部品提供という形で、帝国重工の宇宙事業に力を貸したい!
 
という新たなゴールを設定するのです。
 
社員たちからは一同に「社長何を言ってるんだ!」「帝国重工からのこんな依頼を断るなんて!どうかしてる!」という声が上がります。しかし、そこで立ち上がったのが、経理部長・殿村直弘でした。
 
うちのバルブシステムの特許には、100億の価値がある!目先の利益で特許を売却するなんて私も反対だ!
 
佃社長の思い、高いエフィカシーは、徐々に周りの社員にも伝播していきます。この状態をコーチングでは「コレクティブ・エフィカシー」(集合的エフィカシー)と呼び、チームを組むメンバー全員が、高いエフィカシーの元、高いゴールに向けて心を一つにしていくことを意味します。
 
こうなれば、怖いものなどありません。佃製作所は正式に、帝国重工に対して特許販売の申し出を断り、部品提供の提案を申し出るのです。
 

部品提供の条件「社内監査」

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帝国重工は佃製作所からの「部品提供」の申し出に度肝を抜かれます。
 
そこら辺の中小企業ごときに、スターダスト計画を邪魔されてたまるか!
 
帝国重工のスターダスト計画の最重要課題は「ロケット部品の全てを帝国重工社内で内製化する」ことにありました。佃製作所から部品を提供されてしまっては、スターダスト計画の最も重要な部分が達成されません。
 
しかし、帝国重工が作るバルブと佃製作所の作るバルブは、雲泥の差がありました。同じ規格、同じ材料で作成したバルブでも、全ての面で佃製作所のバルブの方が圧倒的な質の高さをバルブ耐久テストによって証明します。
 
それでもまだ「特許売却」にこだわる帝国重工は、「社内監査」という奥の手を仕掛けてきます。
 
我々のような大企業と取引するのであれば、それ相応の経営をしている企業でなければ、取引はできない。佃製作所の経営状態、経理状態、社内設備、全てを監査させてもらう。
 
要はどうにかケチをつけて、特許売却をさせようと目論んだわけです。いざ帝国重工による社内監査が始まると、そのケチの付け方は尋常ではありませんでした。
 
中小企業のくせに
こんなの何がすごいの?
吹けば飛ぶような規模だな
明日までにこれだけの資料を提出しろ
 
佃製作所は帝国重工から、翌日までにとてつもない量の資料を提出するよう要求されてしまいます。その中には社内監査には必要ないものまで含まれており、いわゆる「いやがらせ」であることは明白でした。
 
しかし、佃社長をはじめ、経理部、営業部、製造部、すべての人たちがコレクティブ・エフィカシー状態となった佃製作所は、もはや無双状態でした。
 
やってやろうじゃねえか!
 
全員が徹夜作業を自ら進んで行ない、なんと一晩で、帝国重工が要求する全ての書類を揃えてしまうのです。
 
大企業だかなんだか知らねえが、なめられてたまるか!俺たちのバルブこそ、世界最高峰のバルブなんだ!
 
高いゴールが、高いエフィカシーを生み、やがてコレクティブエフィカシーを形成した佃製作所。ついに帝国重工も、佃製作所の底力に圧倒されます。
 
こいつら。部品提供を本気でやろうとしている。
すごい・・・。ありえない。なんだこれは・・・
 
佃製作所のエフィカシーの高さは、ついに帝国重工をも上回ってしまいました。その結果、特許売却ではなく部品提供の契約が締結。ついに佃製作所は、「宇宙」への夢の扉を開くのです。
 
俺たちのバルブがついに、宇宙まで飛んでいくぞ!
 
佃航平、1人のゴールから始まった佃製作所は、高いゴールを下げず、エフィカシーを高め、共有し、「ありえない」ほどの夢を叶えていくのです。
 

<最後に>

いかがでしたでしょうか?
かなりざっくりとした解説になりましたが、佃製作所のゴールの高さ、エフィカシーの高さ、その臨場感をブログを通じて少しでもお伝えできればと思い、この記事の執筆にあたりました。
 
僕自身コーチとして、このような人や企業が増えてくれれば嬉しい、そのお手伝いができればと思っております。
 
日本の企業は、世界に誇れる技術や知識、取り組みがたくさんあります。問題なのは、ほとんどの場合、ゴールが低いだけです。
 
なんとなくできそうなゴールなど、心の底から燃えてはきません。脳機能科学、認知科学など科学的な見地から観ても、人間は「バカじゃないのか?」「できるわけないだろ!」と言われるレベルのゴールを思い描く時、最高のパフォーマンスを発揮するのです。
 
日本はこれから、もっと凄い国になるでしょう。まさに世界をリードし、地球のリーダーとして活躍する日は目の前に来ています。技術や知識だけではなく、その人間性、IQの高さ、人を思いやる気持ち、逆境での底力。
 
世界のお手本になるのは、私たち日本人なのです。
 
ぜひ、佃製作所のような「ぶっ飛んだゴール」を描いて、心の底からワクワクする仕事をしてください。コーチとしても、そんな企業が増えてくれる事を心から願っています。
 

<まとめ>

・高いゴールを設定してこそ、ポテンシャルは引き出される
・高いエフィカシー(自己能力の自己評価)は、高いゴールから生まれる。
・ゴールは上げ続ける!更新し続ける!
 
 
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